二次会エンタのプランナー佐竹です。

司会者の芸歴や、結婚式二次会、MCに対する想いを本人にインタビューする企画の第4弾。

今回の司会者は、お笑い芸人・インディゴイエローのツッコミ担当小林さんです。

初回のインタビューで相方の山下さんのインタビューを掲載しましたが、同じコンビとしてどのような考えを抱いていらっしゃるのか。

そこには、ご本人の結婚式二次会での実体験にまつわる想いがありました。

人を笑わせる仕事の価値を信じ、芸人の道へ

ー 今回のインタビュー企画は、インディゴイエローの小林さんにお話をお伺いします。初回の山下さんに続き、コンビでご活躍いただいておりますインディゴイエローさんですが、改めて自己紹介をお願いします。

小林 僕らのキャッチフレーズは、最初は「笑いのお祭り騒ぎ」だったんですが、今は「ちょっと癖になる漫才」とか、僕はツッコミ担当なので「無味無臭のツッコミ」ですかね。相方の山下が癖がかなり強いので、コントラストを出すためにできるだけ癖を無くしたシンプルなツッコミを意識しています。

ー 小林さんがお笑い芸人を目指したきっかけや、インディゴイエローを結成した経緯などをお伺いできますか?

小林 地元長野の高校を卒業後直ぐに東京に出てきたのですが、上京後からお笑いを目指した訳ではなく、最初はバーでアルバイトをしていました。バーテンダーとして働くうちに、自然と将来は自分のお店を持ちたいなと思うようになってましたね。

ただ、次第に自分が本当にサービス業が好きなのか疑問を持つようになってしまったんです。当然お客さんの中には横柄な態度の人もいて、我慢して接客をしていくうちに、ずっとこの仕事を続けていて良いのかなと思うようになりました。

そんな時、友人と一緒に若いアーティストを集めたイベントを主催することになって、出演者の一人として今の相方の山下にも声をかけたんです。高校の同級生だった山下は、文化祭でステージに立って盛り上げていた印象があったので誘ってみたのですが、上京後にお笑いコンビを組んだ相方が長野に帰ってピンになっていました。そこで山下から、お前も一緒にコンビとして出るなら出演してもいいよ、と誘われたんです。
自分は表舞台に出るようなタイプではなかったので最初は渋っていたのですが、結局二人で一緒にコンビで出演しお笑いのネタをやってみたら、予想以上に笑いが取れてしまって(笑)
そのイベントも定期的に開催されることになり、その度に山下とお笑いネタをやっていました。

ー  始めは乗り気でなかった小林さんが、プロのお笑い芸人を本気で取り組むようになったキッカケは何だったのでしょうか?

小林   イベントのたびに舞台に立つうちに、山下から本気で2人でお笑い芸人をやってみないかと誘われるようになりました。
1年間くらい断り続けていたのですが、「人を笑わせる仕事は難しいけど、それだけ価値のある職業だから一緒にやろう」という言葉が心に刺さって決心しました。

初めての結婚式司会での挫折

ー インディゴイエローとして、どのような活動からスタートしたんですか?

小林 お笑いのネタに関しては、そこそこ手応えはありました。ネタ見せやライブに出続けていくうちに、小さいですが事務所からスカウトもされて。当時はMCのお仕事は音楽系のイベントが多かったです。ただ、初めての結婚式の司会は、本当にボロボロだったのを覚えています。。
知り合いの結婚式、今で言う1.5次会パーティーだったのですが、まともな司会進行ができず。他のイベントと同じノリで勢いだけで進めてしまって、結婚式独特の流れを演出することが全くできませんでした。

ー 結婚式の空気は、やはり他のイベントと比べてもかなり独特ですよね。実際に司会をされてみて、一番難しかった点はどんなところでしたか?

小林 イベントや前説の営業では、特に場を盛り上げることが重要でしたし、そこはある程度やれる自信はあったんです。でも結婚式は盛り上げだけでなく、シリアスな雰囲気を出さないといけないシーンもあるので、その空気をどうやって作ればよいのかが全然掴めませんでした。声や喋りのトーンを、場面によって変えていくことができていませんでした。
あとは単純に、言葉選びも最初は難しかったですね。終わり、という言葉を結びとか、お開きと言い換えたり。

ー 小林さんにもそのような時代があったのですね。今でも結婚式二次会の司会をされる際に、特に気を付けていることなどはありますか?

小林 ゲストのリアクションはもちろんですが、新郎新婦さんの様子にも気を使うようにしています。結婚式二次会は立食の場合が多く、高砂が直接見られないゲストもいらっしゃると思うので、新郎新婦さんの状況や表情を細かく実況することで、ゲストに伝わるように心がけています。
またゲスト参加型のゲーム中は、ゲストの盛り上がりや勢いに新郎新婦さんが取り残されていないかを意識しています。ゲストのリアクションをできるだけ新郎新婦さんにフィードバックしてあげることが、会場内に一体感が生まれる大事なポイントだと思います。「〇〇さんはこんなこと言ってますけど、新郎さんホントなんですか?!」みたいなフリを入れるようにしてます。

ー ゲームが盛り上がっていると、逆に高砂のお二人が「観客」になっていると感じることがあります。そのゲストとの距離を埋める役割を、司会者が担っているんですね。ちなみに、小林さんが特に大事にしているシーンはありますか?

小林 退場の場面です。もちろん余興の盛り上げも大事ですが、終わりよければすべて良し、ではないですけど、ゲストの印象に残りやすい場面は新郎新婦さんを皆で見送るシーンだと思うんです。
その退場がぐだって締まりがないようだと、それこそパーティーは台無しです。ここでもしっかり一体感を出せるように、声のトーンに合わせて空気を切り替えることに注意して、ゲストには今日一の拍手と、花道を作るのに協力してもらいってます。これは会場が多少狭くても絶対にやりたいですね。

主役の気遣いを少しでも取り除ける司会者を目指して

ー  小林さんご自身は、結婚式、二次会のご経験はありますか?

小林 はい、結婚式を挙げたのは2014年の10月10日です。嫁と昔一緒に働いていたキハチ(青山本店)で、テラス人前式から披露宴の流れでした。
二次会は嫁のこだわりで、恵比寿に移動して会場を箱貸しで予約して、料理やドリンクはケータリングを入れましたね。企画は全て嫁でした(笑)
二次会の司会者だけは、自分が当時お世話になっていた先輩芸人2人に頼みました。凄く盛り上げていただいたのですが、僕の友人に芸人が多かったこともあり、嫁側の友人から「芸人色が強かったね!」という声も多かったんです。

―  主役もゲストも芸人さんだから、自然とそうなりますよね(笑)想像するだけで楽しそうな会です。

小林   実際参加者からの評判も良くて、楽しんでもらえて司会を先輩に頼んで良かったと思えたのですが、当日は嫁と2人でめちゃめちゃ気疲れをしたのを覚えてます。
二次会は自分達も楽しんで、とか考えていたのですが、実際やってみると、ちゃんとゲームは盛り上がってるかな、あそこのグループの人達は退屈してないかな、時間は押してないかな、とか色々気になってしまって。
あと、司会者と一部のゲストが盛り上がりすぎて、新郎新婦の自分達や他のゲストが置いて行かれてしまうシーンもあったんです。

ですから、自分が結婚式二次会の司会者として入る際は、新郎新婦の2人が余計な気を使うことがないように、また常に主役でいられるように心がけたいですね。
そのために、できる限り当日お二人が入場される前に直接ご挨拶にいって、「今日はお二人が主役です。気を使ったり面倒なことは全部司会者に丸投げしてもらって、お二人は心から楽しんで下さい!」とお伝えするようにしています。時間の関係で入場前にご挨拶ができなかった時も、乾杯後に高砂に行って、お声がけしています

ー それは実際に新郎新婦として二次会に参加してみないと分からない気持ちですね。最後に、小林さんが今後2次会エンタにおいて、チャレンジしてみたいことなどはありますか?

小林   新郎新婦さんとゲストのトークショー的な時間を作ったら、面白いんじゃないかと思います。
お二人に関するテーマを設けて、ゲストの皆さんの意見やイメージを聞いてみたり、その意見について逆に新郎新婦さんの感想を聞いたり。
もしスマホを使ったトータライザーみたいなゲームができたら絶対面白いと思うんです。「新郎さんは、家では新婦の尻に敷かれていると思う方は、スイッチオン!」みたいなテーマで、ゲストにもトークに参加してもらえたらいいなと思います。

ー トータライザーは面白いですね!確かに色々なゲームにも活用できそうです。会場のゲストの中で、1人だけに当てはまる問題を出せた人に景品をあげる、とか。2次会エンタのオリジナルコンテンツとして、是非検討させてください。

小林   よろしくお願いします!