2015年、「マイナビウエディング」が行った調査によると、結婚式の二次会を「幹事のあり」と回答したユーザーが63%になりました。
【結婚式の二次会幹事の有無を調査】
上記のように、近年は結婚式の二次会を「幹事を用意して進めて行く」ことが主流になっているようです。
一方、二次会の幹事を避けたいと考える方も多く、今後の付き合い方にも関係してきますので「依頼する際の頼み方やマナーは重要」になってきます。
そこで本記事では、実際に結婚式の二次会幹事を依頼する際の「注意点やマナー」を端的にまとめております。
・友人に結婚式二次会の幹事を依頼する方法を知りたい
・依頼時の注意点やマナーが分からない
結婚式二次会の幹事は何人、誰に依頼すべき?
結婚式の二次会を行うために必要な幹事は何人、誰にお願いするべきなのでしょうか?
結論、「7名以上の幹事メンバーを揃えること」+「新郎新婦が信頼できる人」を話し合って用意するべきです。
ここからは、二次会の幹事グループに必要な人数・候補者の選び方を詳しく解説していきます。
二次会の幹事グループに必要な人数と役割
【二次会の幹事チームに必要な人数・役割】
幹事メンバーの役割 | 人数 | 概要 |
企画運営(幹事) | 2~4名 | 二次会の企画・準備から当日の運営まで行う司令塔です。良し悪しが決まる重要な要素になるため、信頼のおける人を選択しましょう。 |
司会役 | 1~2名 | 当日の司会進行を行う役です。表方になるので、慣れている方や明るく緊張しない方がベストです。 |
受付・会計 | 2~4名 | 当日の集金やゲストの受付対応、準備段階の予算管理等を行う役割です。受付と会計は兼務可能なので、一元化すると当日の管理が楽になります。 |
照明・音響 | 1~2名 | 二次会の演出規模に合わせて用意する枠です。小規模であれば1名、又は幹事や司会も兼務可能です。 |
アシスタント | 2名~ | 二次会の規模に応じて用意する当日のサポートメンバーです。会場案内や用意・演出の進行補助等、数名用意しておくと円滑に進みます。 |
結論、二次会の規模によりますが、全体で7名以上の幹事メンバーがいると安心して準備から当日の進行まで安心して進めることができるでしょう。
基本的には、新郎新婦が話し合った上で幹事(リーダー)を選定し、幹事がその他メンバーを揃えていくと上手く行きます。
実際に、マイナビウエディングが行ったアンケート調査によると、2~4名の幹事(企画運営)を用意した例が多いため、企画運営のポジションは複数名用意すると無難に進んでいくはずです。
【二次会幹事の依頼人数】
では、この最も重要な幹事役は誰にお願いするのが適切なのでしょうか?
次の章で解説していきます。
幹事の候補者を選ぶ
【結婚式の二次会幹事の依頼先】
結婚式の二次会幹事の依頼先を調査したデータ(2014年 ぐるなび調べ)によると、知人・友人が圧倒的に多くなっており、「信頼」「お互いを知る人」「コミュニケーション上手」といった要素から選定している方が大半のようです。
お互いの友人から1名ずつ選んだり、共通の知り合いの中から選んだりするケースも多く、新郎新婦自らが幹事として動くケースは20%以下となっています。
全てのメンバー人選を新郎新婦が行うのか、幹事たちでその他の運営メンバーを集めるのかは事前に決めておくようにしましょう。
基本的に、時間的な余裕がある人且つ、報連相が早い人は幹事に適任です。
幹事を依頼する際の「4つのマナーと注意点について」
Wedding Newsが2020年3月に公開した「実際に幹事を頼まれた人」へのアンケート調査によると、約80%の人が「本当は嫌だった」と振り返る結果になっていると発表されています。
【幹事を頼まれた人へのアンケート】
このように、一般的に大変なイメージが多く、断りたいと考える人が多い中で、円満に幹事を引き受けてもらい、その後も良好な関係を継続していくには、「依頼する際のマナー」が非常に大切です。
ここからは、幹事を依頼する際に気を付けるべきマナー・注意点について解説します。
【幹事を依頼する際のマナーと注意点】
・直接会ってお願いする
・幹事への心遣いを忘れない
・お礼は1ヶ月以内に必ず渡す
・断る際の配慮
上記を一つずつ解説していきます。
1.「幹事の依頼は直接会ってお願いする」
結婚式の二次会幹事は、単なる宴会の企画とは異なって、失敗のできない一生に一度のイベントのため、確実な企画運営と進行が求められる役割です。
新郎新婦との打ち合わせも都度必要なこともあり、プライベートな時間を二次会企画に多く割くことになりますので、直接会った上で正式にお願いするようにしましょう。
特に新郎新婦側から1名ずつ幹事を選ぶ場合は、顔合わせの意味も含めて一度集まることを推奨します。
2.「幹事への心遣いを忘れない」
任せたからと言って全てを丸投げにせず、幹事が進行しやすい環境を提供できるように配慮しましょう。
例えば、「打ち合わせ経費の負担」や「新郎新婦側の準備物を早めに提出する」などです。
幹事が困らないように、明確な指示を出していくこと、スケジュールに余裕が持てるよう、新郎新婦側も積極的に幹事を助けるように意識しておくことが大切です。
特に、「自分たちでやった方が早いこと(ゲストリスト作成・招待状送付・会場選定等)」については、幹事に任せないことで早く進行します。
3.「幹事グループへのお礼は1ヶ月以内に」
下記、実際に二次会を行った新郎新婦に行ったアンケートによると、「お礼なし」は僅か10%であり、その他90%は幹事へのお礼を行っています。
幹事グループのお礼はなるべく早く、二次会終了後に渡せない場合※も、1ヵ月以内に渡せるようにしましょう。
※この場合は「後日お礼をさせて頂きます。」と一言必ず伝えましょう。
【幹事へのお礼品アンケート】
直接お金を渡すことに抵抗がある場合は、商品券やギフトカード等のお買物券が選ばれており、次点に現金、その他品物や食事と続いています。
商品券や品物を渡す場合は、ギフトラッピング(内のし)した上で、手紙やメッセージを添えて渡せるように準備しておきましょう。
4.「幹事を断りやすくする配慮&断る際のマナーについて」
一方で、結婚式の二次会幹事を断りたいと思う人が多くいるのは、冒頭のアンケート結果からも判明しています。
【新郎新婦側の配慮】
相手に無理強いせず、断れるように配慮してあげることも大切なマナーです。
具体的には、こちらから「断っても大丈夫だよ」と選択肢を提示してあげると角が立ちにくくなります。
相手が嫌がる素振りや雰囲気を出してきている場合、察してこちらから断るのも良いでしょう。
【頼まれた側の配慮】
幹事の依頼を断りたい場合は、まず「ありがとう」と選んでくれた事への感謝を伝えた上で、「幹事を受けられない理由」を伝えて、「〇〇なら手伝える」と代案の提示を行うと良いでしょう。
幹事を頼みたいということは「信頼のおける人」と認識されている証拠なので、新郎新婦側からしても、何らかの形で運営メンバーに入ることで安心してくれます。
まとめ:結婚式の二次会幹事は「代行」に丸投げもOK
ここまで、結婚式の二次会幹事の依頼&マナーについて解説させて頂きました。
結婚式の二次会は、準備や当日運営含めて色々な人の協力が必要になってきます。
特に、企画運営として一番負担の大きい「幹事」は、断りたいと思う人が多く、新郎新婦としても頼み辛いという背景があります。
人選や人間関係に悩むことも多い中で、二次会準備や当日の進行まで全て丸投げ可能な代行サービスの利用もオススメです。
会費の設定次第では、自己負担0円でサービスを活用できることから、自分たちで幹事を用意しない二次会スタイルで、安心したパーティーを楽しむことができます。
お笑い芸人が司会の幹事代行「2次会エンタ」では、新郎新婦様のニーズに合わせて3つのプランをご用意しています。
事前準備~当日運営まで専属のプランナーと司会者が、お二人の結婚式二次会をしっかりサポート。